豊中市に延床45坪の「陽の木の家」が完成します。
小さな家とは対照的で、開放的な空間に加えてプライベート個室空間も多く取り入れた設計となりました。その理由は、お母さまと同居の準二世帯。
今、小さな家と同じくらい要望が増えている親との同居の形です。
外装仕上げは「陽の木の家」標準のそとん壁。内装は真壁現し仕上げを中心に、造作家具・既製を織り交ぜています。
ご見学では、間取りや動線の参考だけでなく無垢材と空気質の心地よさや、各所の仕上げの参考にしてみてください。
完成見学会までの時間、見どころや写真をご覧になってお待ちください。
日 程 | | 2022年5月21日(土)22日(日)28日(土)29日(日) |
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時 間 | | 11:00-16:00(最終受付15:00) |
場 所 | | 豊中市(詳細はご予約後案内) |
交 通 | | お車推奨いたします |
今、ご要望の多いプランのひとつが片親との同居です。玄関や生活空間を完全に分けるのは予算もかかり、家族の様子も分かりづらい。
同居が可能ならその方がお孫さんは喜び、予算的にも有事の際にもメリットが多いのです。
ミニキッチンなどで設備を分ける選択もありますが、今回の家はすべて共用。専用居室があり、洗面、トイレが各階にあるだけというシンプルな同居の形になりました。
「LDKと水回り設備、あとはこの『続きの間』があれば将来1階で暮らしを完結させることも何とか可能」ということで、多くの方が採り入れています。
たとえ小さくてもリビングと繋げることで広さを感じることができる空間です。
シンプルな畳が好きという方はもちろん、南・東に向けて陽の当たるところでくつろぎたいという方、逆に北側で地窓をつくり涼しく夏を暮らしたいという方、どんな方にも合ってきます。
子どもが小さなうちは寝室代わりや絵本ルームに。2枚や3枚の引き違い建具で仕切れば来客にも対応できる便利なリビング続きの間。新築でもリノベーションでも多用されています。
リビング階段は「陽の木の家」でも定番の形です。居間を通って2階へ上がるので家族の表情もわかり安心感もある。また小さなお子さんは階段が大好き。階段に腰かけた目線とキッチンに立つお母さんの目線が合うのが良いです。昇り降りだけではなく、居場所になるのが階段の楽しみでもあります。見学会でも真っ先に子どもが向かう場所が階段かウッドデッキのある大きな窓。五感を揺さぶる何かがある場所です。
中には視線の抜ける階段が苦手な方もおられます。箱型で収納や、蹴込みを付ける(視線の抜けにフタをする)階段にするなどもできます。しかし、いずれ慣れるのが住まい。デザインも大切にしたい木の家で、空気や灯りの通り道、視線の抜け、軽やかな見た目も一度考えてみてはいかがでしょうか。
今回のキッチンは壁付けのL型、造作でつくられています。対面キッチンに比べ配膳がとてもスムーズ、空間が広く見えるなどの利点があります。床の見える面が広いことが大きな要因です。キッチンを見せたくないという方も、隠す収納・見せる収納をできる限り考えていけば、対面よりも動線は随分と楽になります。(それでも手元を隠したい、子どもの様子を常に見ていたい、テレビを見ながら家族の顔を見ながらキッチンに立ちたいというご要望も尽きることはありませんが…)迷っている方は『生涯』を見据えて一緒に考えていきましょう。
屋根まで高く抜いた吹き抜けリビングとは対照的に、落ち着きのある低く抑えた天井貼りでの仕上げにしています。使いやすい製作の吊戸棚、窓から見える緑、デザイン的にも優秀なステンレス天板などここも見どころがあります。
以前もご紹介したこちらの防音室。頑丈な防音扉に加えて二重窓の取り付けもされています。灯り用の高窓と地窓の両方が二重になっていて近隣への配慮ができる防音室になりました。
今回も子ども室は完全個室ではなく、オープンな居室となっています。吹き抜けに面した本棚付きのデスクカウンターもある便利な空間です。
屋根は天井を貼らず、無垢の現しになっているので、木の香りや調湿効果も高く快適に過ごすことができます。
柔らかな風の通り道にもなっていて、一定の温度で年中暮らせます。プライベートや音の問題が出てきた際には壁を起こして建具を入れれば、「個室+廊下」の出来上がり。でも計画段階から多くの親御さんがそうならないことを望んでいるようです…(笑)実際に多くのOB宅でもまだ間仕切りをした方は少ないです。
家族の収納は各部屋に加えて、2階にクローゼットがあります。各部屋に行き来ができるようになっていて行き止まりを作りません。
玄関ドアは木製引き戸を採用。i-worksでおなじみのユダ木工です。そとん壁との色味がとてもよく合います。
完成見学会は5月21日(土)22日(日)28日(土)29日(日)の2週連続開催。
設計中の方は素材にプランに、参考になる点をどんどん見つけてみてください。
この家の施工状況をまとめた記事もこちらからご覧ください。