陽の木の家 完成見学会

伊礼さんと中村好文さんに憧れた木の家
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尼崎市に「陽の木の家」が完成します。

前回の完成見学会では20坪の平屋ということで、小さく建てて広く暮らす設計、質を上げるためのポイントをご覧いただきました。

今回も建坪12坪の総二階ということで、住宅密集地で小さく暮らすことをお考えの皆様にご覧いただきたい建物です。

お施主様は建築家の伊礼智さん、中村好文さんの書籍で強い憧れを持っておられます。

デザイン、性能、居心地、機能、コストのバランスをどうとっていくのか、参考にしていただける木の家が完成します。

みどころ詳細は下段をご覧ください。

日 程 | 2022年10月15日(土)16日(日)22日(土)23日(日)
時 間 | 11:00-16:00(最終受付15:00)
場 所 | 尼崎市(豊中寄り:詳細はご予約後案内)
交 通 | お車推奨いたします

今回は3間角(5,454mm×5,454mmの真四角)+ロフト空間の木の家です。

建坪12坪の総二階でコンパクト上質な暮らしを目指します。

ソーラーコムのお客様で土地探しをされている方は、狭小地とはいかないまでも住宅密集地の方も多く、かつ予算面からも小さな家で上質に住みたいというご要望をお持ちです。伊礼さんのi-works3.0も3間×3.5間の大きさで今回とも近いところがあります。


工事途中の今回の建物。そとん壁が特徴の真四角でコンパクトな家になっていく


2021年施工「i-works3.0」。小さくかわいい外観にご近所さんもつい足を止めてしまう

伊礼智さん、中村好文さんに憧れて

お施主様は木の家で健康に暮らしていくことはもちろん、デザインや居心地の面でのこだわりもお持ちです。i-worksでお馴染みの伊礼智さん、製作キッチンの書籍でも著名な中村好文さんのつくる住まいに以前から憧れを持ち、ご縁あってソーラーコムにお越しくださいました。

しかし多くの方が直面する、「建物はもちろんこだわりたいけど土地代も高い、何より住んだあとの暮らしで不安な思いはしたくない」という現実に、どう建物・環境・暮らしのバランスを取っていくかということを打合せの中で繰り返しました。

その中でソーラーコムの注文住宅「陽の木の家」が大切にしている、構造の長持ちと家族の健康を大前提に、お施主様の叶えたいこととココは押さえておきたい!という設計ポイントに優先順位をつけてプランニングをしていきました。

要は「陽の木の家」にi-worksの心地よい設計作法をどう取り入れるかということになります。


2020年の「i-works1.0和歌山」。伊礼さんの設計作法、「i-works」に強いこだわりのある方は基本に忠実に建てていく


敷地条件や注文住宅的な要望に合わせて、かつ伊礼さんのファンの方は、「陽の木の家」にできる限りの作法を取り入れていく

吹き抜けと天井

「陽の木の家」でもお馴染みになった開放的な吹き抜け空間と、落ち着きのある低く抑えた天井。この家でも体感することができます。低い天井が心地よく感じるための数ある設計作法を完成見学会でお話しいたします。


吹き抜けが足場で見えないが完成時にはいつもの開放感を感じていただける


天井側はぐっと高さが下がる。高身長の方でも決して圧迫感はない

何よりも窓を優先

外から眺める気持ちのいい窓、内から眺めて気持ちのいい窓。景色を隔てる枠がない窓は「陽の木の家」でも必須になりつつあります。「i-works」「陽の木の家」でも多用する一枚の大開口スライディングドアをご覧いただけます。どっしりした重心で、低い天井がそう感じないためのひとつの重要な要素でもあります。


工事途中でもわかる広い開口部。スリット階段からも視線が抜ける


戸袋、木製ガラリが完了すると建物がグッと締まる

シーン別の機能はお馴染みの定番で、内障子・ガラス戸・網戸・木製ガラリ戸があり、視線・光・風を開いたり閉じたりできる機能が備わっています。


内障子は断熱性能高め、ふんわりとした障子の柔らかな灯りが居間に入る


枠などの隔てるものがない大きな一枚のガラス。緑や空が見えるように配置することが大切


網戸も一枚の大きなもので戸袋に引き込むことができる。網目が美しいためスッキリ見える


木製ガラリは灯りと視線を絞る。この建具に憧れてソーラーコムを訪ねていただく方も多い

またこの窓では軒を深く出し木製デッキをつくり、縁側として居間と繋げることが多くあります。夏は日射の遮蔽で涼しく、冬は陽の光を採り入れ暖かく、春と秋は窓を開放して外と繋がり自然を感じる。このように本当の意味で心地いい四季を感じて木の家の暮らしができるようになります。昨今の暑さ寒さのストレスで健康を損ねる四季とは無縁になるでしょう。


夏の遮蔽、冬の採光、軒の下でゆったりとした時間を過ごせる


縁側ではお茶を飲んだり、お弁当を食べたり、外観を眺めては良い家だなと実感することもある


居間がコンパクトでも大きな窓を介して外と繋げると体感は広く感じる


室内からは外が見えるが、外からの視線は遮ることができる

散りばめたワクワクポイント

お施主様が「これいいな」と取り入れるものは、ソーラーコムを訪ねていただくお客様皆様にとってもそうであることが多々あります。

小さな家の味方、無駄なくつくるワクワク洗面台

お好みのタイルを貼ったり、シンクの深い実験流しを使う、棚はニッチにしてカウンターは木で作ろう。そんなワクワクが設計段階でも生まれます。

前回の枚方、20坪の平屋でも造作洗面台となりましたが、決してデザインや使い勝手だけではなく、小さな家で無駄なく広く住むためのものであるとも言えます。小さな家こそ必要な造作洗面台、詳細は見学会でお話いたします。


17年前竣工の八尾の家。隙間のないことで埃は溜まらず掃除お手入れも楽になる


定番の実験用流し。天板は木板貼り、タイル貼りと様々


先日完成した20坪の平屋の家。下段はコスト面からも建具を作らずオープンにしてもいい

中村好文さんに憧れ採用した製作キッチンにワクワク

もちろん売れっ子建築家と同じとは行きませんが、木の家と見た目も合わせ、健康的な食堂のためにこの家も手づくりとなりました。

最近「陽の木の家」でも増えているL型キッチン。普段誰と何人でどのようにキッチンを使うかによって形状を決めていきました。壁付けにしているため、振り返れば配膳ができます。常に木のキッチンが目に入る小さな家というのもかわいく、ワクワクするポイントです。


i-works1.0松ヶ崎のキッチン。食卓から目にするキッチンが木で優しい


17年前の八尾の家。オープンなつくりにしておくとコストカットもできる

階段吹き抜けと一体のスノコ床にワクワク

リビングの上は階段と一体になった吹き抜け。その吹き抜けにキャットウォークのスノコ床を造り込みました。見上げた頭上は視界を遮るかもしれませんが、2階からの視線にはやはりワクワクが。子どもたちが遊ぶのは木のおもちゃではなく、無垢の木の家を体じゅうで感じて遊んでほしいなと思います。


吹き抜けの作業足場がはずれた後がとても楽しみ


2階からの吹き抜け階段の様子。続いて内装壁の工事に入っていく

心理的安心感、回れるワクワク動線

ソーラーコムの手づくり新聞「たんぽぽ通信(9月号)」や枚方20坪の平屋の完成見学会では、小さな家で回れる動線をつくると心理的な安心感と体感の広さが生まれるというお話をしました。この家では2階に一か所、ウォークスルー収納から洗面・脱衣場・UBにつながる動線が作られています。

小さな回れるファミリークローゼットを体感してみてください。無理して収納(壁)を増やすよりもゆったりと感じることができるはずです。


2階UB側から見た回れる動線。廊下/クローゼット/水回りへの移動が回遊できる


2階吹き抜け側から見た回れる動線。こちらも完成をお楽しみに

小屋裏はワクワク子ども室

小屋裏の有効活用は、以前「陽の木の家」で大変反響のあった池田の家以来の登場です。いつもソーラーコムのモデルハウスでもお話する「1階と2階だけでは床面積の足りない際の工夫」として今回も小屋裏を活用します。機械室と荷物置きだけではもったいない無垢の木の小屋裏空間。完成をお楽しみに。


池田の家の小屋裏。小さな空間に畳敷きをして隠れ家雰囲気に


小さな図書館にして、こどもに読み聞かせ、大人も籠れる

完成見学会は10月15日(土)16日(日)22日(土)23日(日)の2週連続開催です。

過ごしやすい10月中旬の完成見学会ということで、空調の心地よさは体感できない気候かもしれませんが、変わらぬ木の香りと空気の柔らかさ、調湿効果は感じていただけますのでご家族皆様でお越しください。

※土曜日のお申込みは混みあいますので、申込欄で第二希望なども入れていただけますとご案内がスムーズです。