京都市左京区に「陽の木の家」が完成します。
建築家、伊礼智さんの書籍を隅々まで読まれ、家族のライフスタイルや、希望する予算に合わせ建てられました。
居心地、長持ち構造、予算を前提とし、佇まいや窓回りを中心に、できる範囲でのデザインにこだわりました。
ソーラーコムが計画段階で大切にする5大要素、デザイン・性能・心地・機能・予算、それぞれの価値観をしっかりと確認して計画された、コンパクトで合理的な住まい。
見学会は京都市内ですが、コンパクトな間口に縦長の敷地は、大阪の住宅密集地も同じ条件の方がたくさんおられます。
2階リビングとして、青い空と大文字山を眺めるつくりにこだわった小さな家。
ひとつひとつの広さの体感も大いに参考にされてみてください。
みどころ詳細は下段をご覧ください。
日 程 | | 2023年6月17日(土)、18日(日)、24日(土)、25日(日) |
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時 間 | | 10:00-16:00(最終受付15:00) |
場 所 | | 京都市左京区(詳細はご予約後案内) |
交 通 | | お車推奨いたします(最寄:京阪「出町柳」駅よりバス約10分) |
以前から、親しみのあるこのエリアで土地が出るのを待ちながら、同時に伊礼さんの書籍を隅々まで読まれていたお施主様でした。最近は、i-works1.0の建物がすっぽり入る土地条件と家族構成の方が少なかったので、こういった伊礼さんの設計作法を好まれているお施主様と家づくりができることは私たちにとっても楽しみなことでした。そとん壁の外壁、木製ガラリ戸や大開口を使い、京都の伝統的な街並みの中でも溶け込むような外観を目指しました。
住宅密集地において間口の取れない敷地は定番で、多くの方にとって参考になります。今回の建物は2間間口で縦長の敷地条件。ベランダから大文字を眺めるというお施主様最大の目的に合った計画が進められました。1階には水回りと小さな居室が2つ、2階が居間、食卓、そしてもうひとつの小さな居室。居間が広々するよう大きなLWのサッシを使用し、大屋根の勾配天井を望める吹き抜けがつくられました。そしてそとん壁と木製の軒裏に囲まれたベランダからは大文字が。ここで四季の移り変わりと送り火を楽しむことができそうです。
無垢の木で建てられる家づくりですから、100%とはいかないまでも外観にはなるべく自然素材を使いたい。そんな思いで打合せを進めていきます。今回は道路からの眺めや佇まいを特に意識して、1階の窓回りにも木製ガラリ戸が採用される予定です。
見学会のタイミングは梅雨のシーズン。一般住宅ではマンションも戸建てもなかなかお洗濯が乾かず、製品や便利グッズに頼られる方がほとんどかと思います。ソーラーコムの家では、自然素材に調湿させて、家じゅう一定の風が緩やかに動いている、そんな環境をつくります。湿度が管理された空間で空気を動かすと、驚くほどカラッと木のいい香りでお洗濯が乾きます。暑い寒いだけのためのエアコンではなく、人が快適に健康に、ここでは便利に暮らすための、そういった物事を多義的に考える家づくりがこれからの時代にも必要となってきます。冬暖かいのは当たり前。夏の快適さが自慢の空間をぜひ体感してみてください。
完成見学会は6月17日(土)18日(日)24(土)25(日)。
土地形状の似ている方はもちろん、小さな家の大きさを確認したい方、無垢の構造をご覧になりたい方、空気の心地よさを体感されたい方、どなたでもお越しください。
小さな家づくりで質の向上を目指す上でも、大きく建てる上でも、ひとつひとつの空間が参考になると思います。
(※4日間の日程を設けていますが、申込欄には第二、三希望も入れていただけますとご案内がスムーズです。)
「i-works1.0住まい手宅見学レポート」として、i-works1.0 和歌山の住まい手様宅に訪問した際の記事を全11回で挙げています。こちらにもシステム設計をされた伊礼さんの設計作法がたくさん隠されているので、実際の住まいの写真とともに参考にされてみてください。