今、自宅勤務を約2カ月ほど続けておられる皆さまにとっては家の中での時間、
書斎での時間がとても重要だと感じておられることと思います。
家づくりを計画中の皆さまとホームオーナー様が、今から出来ることはないか、日々考えています。
気づいたことは3点です。
いずれもコロナ対策とそれによって引き起る精神面でのケアのためです。
「仕事とは言えZoom飲み会や会議ばかりしている光景がちょっと…」
そうおっしゃるご家族が増えているようです。
個室以外にも方法はいくらでもあります。
壁に向かってなんとなく隔離されている
仕切ろうと思えばカーテンで仕切れる
といったように、その方に“居場所”があればいいのです。
お子さまにとってもオンライン授業が増えてきます。
専門家の間では、環境が整っている子の成績がドンドン伸びていくと言われています。
環境とは、1人1台のモニター、イヤホンやマイクの音声機器、ネット、集中できる空間のことを指します。
要は積極的に質問や発言ができる環境を整えることが非常に重要になってくるとのことです。
(こども部屋は個室がいいのか、大空間がいいのかの議論はまたの機会に…)
以前の記事でもご紹介した、自然素材100%の珪藻土と無垢材に囲まれた小さな空間をつくる大切さです。
家じゅうを珪藻土で塗りまわす程、なかなか予算はつぎ込めません。
湿度調節も抜群で、常に湿度50%前後を保ってくれ、香りも視覚も嗅覚も研ぎ澄まされる小さな空間での療養です。
コロナ患者が出たときに限らず、ちょっとした風邪や体調不良を長引かせないために
こんな空間があれば「とりあえずそこに入っときなさい」と家族の感染リスクもグンと下げられるのです。
しかも確実に治りが早い空間です。
ついでのお話ですが、湿度調節されていない真冬の家では、髪質や肌艶に大変な悪影響が出るのはご存知ですか?
女性にとっては大変重要な問題です・・・
療養空間を持つコツは、寝室orこども部屋or小屋裏のいずれかを兼用する健康部屋と言ってもいいかもしれません。
陽の木の家では、
花粉やPM2.5といった粉塵を払う場所
冬の寒風
夏の熱風を室内に入れないための「風除室」を設ける重要性を取り入れてきました。
デパートでも見られる二重扉を設けることで、光熱費削減とウイルスや花粉の侵入を防ぐものです。
さらに加えて、小さな手洗い場を玄関外や玄関内に設けること、コート類をかけておくハンガーパイプがあればとても便利です。
もちろん1日つけたマスクを処理するような外ゴミ箱もあればとても便利です。
間取りの話をすれば、髪や顔に大量のウイルスを浴びている可能性もあるため
夕刻は浴室に直行できるような間取りもこれから増えてくるでしょう。
今後コロナが終息してからも、計画的にテレワークが増えることになったり
zoomやvimeoを用いた接客、会議は活用され続けます。
今お住まいの家が木の家でない方も、たくさんの工夫ができますので、ぜひ設計士に相談してみてください。
ソーラーコムの見学会は夏ごろに予定していますので、ぜひ見ていただきたいなと思います。