豊中市の平屋の「陽の木の家」、施工状況です。
外壁そとん壁の仕上げが始まりました。
腕のいい左官屋は、季節・天候・湿度に応じて配合を調整しながら施工していきます。
割れや剥離、調湿といった後の耐久性に影響するからです。
下地には地震の際の割れ止めになるよう、全面グラスファイバーメッシュが仕込んであります。
この下地の養生期間の後、いよいよ仕上げ塗りです。
左官体験をしたことある方はわかるかと思いますが、簡単そうに見えてとても難しい。
ネタを持つ左手は重く疲労するし、塗り厚を均一にする技術は相当なものです。
しかもこのそとん壁、仕上げに何度も何度もコテで擦ると白華現象が起こってしまうので難しいのです。
狭いスペースも速度が落ちずお手の物です。
最小限のコテワークで仕上がっていきます。
続いて、十分なオープンタイムを取ってテクスチャーを仕上げていきます。
今回はスチロゴテ仕上げ。
伊礼さんやi-worksが好きな方が憧れるあの凹凸が表現されます。
今回は35坪の二世帯の平屋ということでかなり大きな面積を塗ることになっています。
材料も50袋と相当量あります。
11月に入ろうかと言うのに日中は22度を超え、汗と蚊と格闘しながら完成を目指してくれる職人さんにはいつも感謝です。
足場が取れるのがとても楽しみです。
この家の完成見学会は12/11,12,18,19の土日です。
見学予約受付中